友愛労働歴史館は先達者のメッセージを読み取り、再発信します!

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ユニテリアン大山郁夫(1880~1955)の没後66年、1955年11月30日!

ユニテリアン大山郁夫(1880~1955)の没後66年、1955年11月30日!

66年前の11月30日、ジャーナリスト・社会運動家・政治学者として知られる大山郁夫(1880.9.20~1955.11.30)が死去しています。

友愛会系労働運動を顕彰する友愛労働歴史館には、戦前の左派無産政党・労働農民党委員長の大山郁夫の記録はありません。しかし、友愛会館の前身はユニテリアン教会・惟一館であり、大山は戦前の一時期、ユニテリアン教会員とされています。それ故、ユニテリアン教会を顕彰する友愛労働歴史館にとって、彼はゆかりの人と言えないこともありません。

大山郁夫がクリスチャンであったかどうかは不知ですが、ユニテリアン教会には通っていたようです。市川房枝(1893~1981、婦人運動家、政治家)は自伝『市川房枝自伝―戦前編』でユニテリアン教会時代を回想し、「アメリカ人牧師のほか、早稲田大学教授であった内ヶ崎作三郎、第一高等学校教授の三並良、小説家の沖野岩三郎の諸氏が牧師として説教していた。会員には、安部磯雄、大山郁夫、鈴木文治、松岡駒吉、佐々木ふさ氏らがいた」と記しています。

当時、ユニテリアン教会には多くの人々が出入りしていたようです。歴史館紹介スライド「ようこそ友愛労働歴史館へ」は、教会員について「政界に進んだメンバーに安部磯雄、小山東助、星島二郎、永井柳太郎、内ヶ崎作三郎、河上丈太郎、大山郁夫、市川房枝らがいる。学校教育・文学では岸本能武太、村井知至、戸板関子・武田芳三郎、今岡信一良、内藤濯、ささきふさ(大橋房子)、沖野岩三郎、加藤一夫、坪田譲治らがいる」と紹介しています。今日は大山郁夫没後66年です。

なお、大山郁夫の脳は死後、ガラス器にホルマリン漬けされ、東京大学医学部標本室に桂太郎・浜口雄幸・内村鑑三・夏目漱石・横山大観らとともに並べられているという。

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