友愛労働歴史館は現在、企画展「協調会結成100年―渋沢栄一と鈴木文治・友愛会―」(2019.7.4~12.24)を開催中ですが、関連企画として11月6日に講演会「渋沢栄一と鈴木文治・友愛会」を開催します。講師は渋沢史料館の井上淳館長。
「日本資本主義の父」・渋沢栄一(1840~1931)は実業界引退後(1916年・77歳)、「老後の三大事業」として「経済と道徳の一致」「資本と労働の調和」「細民救恤手段の統一」の活動に取り組みます。その「資本と労働の調和」を具体化したのが、1919(大正8)年の協調会設立です。
渋沢栄一と友愛会創立者・鈴木文治の関係は1915(大正4)年、米国カ州で起きた日本移民排斥運動を契機に生まれ、1919(大正8)年の協調会結成を巡る対立で終わっています(写真は大正5年1月の地洋会での渋沢栄一、鈴木文治ら)。
今回の講演会では井上淳渋沢史料館館長より渋沢栄一と鈴木文治・友愛会の関係について報告を受けます。講演会の参加希望者は、友愛労働歴史館までEメールyuairodorekishikan@rodokaikan.orgで申し込んでください(先着35名)。
<友愛労働歴史館講演会>
と き 2019年11月6日(水)14時~16時
ところ 友愛労働歴史館・研修室(友愛会館8階)
テーマ 「渋沢栄一と鈴木文治・友愛会」
講 師 井上 潤 渋沢史料館館長