友愛労働歴史館は先達者のメッセージを読み取り、再発信します!

TEL.050-3473-5325

〒105-0014 東京都港区芝2-20-12 友愛会館8階

ニュース

和田耕作(民社党代議士)の資料の寄贈を受けました!

友愛労働歴史館はこの程、旧民社党関係者より和田耕作(1907.1.182006.7.4)関連資料の寄贈を受けました。和田耕作(政治家、民社党衆議院議員)は高知県出身で、京都帝大卒。1934(昭和9)年に南満州鉄道に入社、調査部勤務。1941(昭和16)年の企画院事件で逮捕されています。その後、軍隊に召集され、敗戦を満州で迎え、ソ連に5年間抑留されています。

戦後、日本フェビアン協会事務局長を務め、1960(昭和35)年に民主社会主義研究会議(現政策研究フォーラム)を創設して事務局長に就任。同年の民社党結党にも参加し、1967年の衆議院選挙に民社党公認で旧東京4区から立候補し、初当選。以後、連続当選6回を果たし、1983年に政界を引退しています。200674日、病のため死去。享年99歳。

友愛労働歴史館・ホテル三田会館、東京タワー、増上寺、芝大神宮!

 友愛労働歴史館がある友愛会館(旧ユニテリアン教会・惟一館)の住所は、東京都港区芝2-20-12。昔の住所は東京市芝区三田四国2-6で、幕末には薩摩屋敷があった所として知られています。

 東京のシンボル、東京タワーも近くにあり、そばに広がる芝公園は1873(明治6)年に誕生した日本で最も古い公園の一つです。825日付けの日経新聞「今昔まち話」は、「芝公園(東京・港) 都会と自然、歴史が共存」と紹介。また、芝丸山古墳も「都内最大級の前方後円墳」と解説しています。

 近くに芝増上寺、芝大神宮があり、また「世界最大の古本の街・神保町」には地下鉄一本で行ける近さです。このロケーションの良さがホテル三田会館の売りで、ビジネスホテルとして2012(友愛会創立100年)に新装オープンして以来、多くの皆様に利用されています(写真は友愛会館屋上から見た芝増上寺)。

 ホテル三田会館は最近、観光の拠点としても利用されています。ぜひ一度、ご利用ください。友愛労働歴史館の運営費用は、ホテル三田会館の収益により賄われています。

 

キャロライン・マクドナルドと松岡駒吉!

友愛労働歴史館が開催中の企画展「松岡駒吉―ひとすじに労働者の利益を守った男―」(2018.7.6~12.21)の主人公松岡駒吉は、労働運動家・政治家として知られている。しかし、クリスチャンとしての側面や日本YWCAの創立者キャロライン・マクドナルド(一八七四~一九三一)との交流は、余り知られていない。

キャロライン・マクドナルドの評伝『東京の白い天使―女性宣教師キャロライン・マクドナルド』(M・プラング著、鳥海百合子訳。教文館。1998年刊行)によれば、マクドナルドは一九〇四(明治37)年に来日し、親隣館(東京港区)を拠点に宣教師として活躍する。

当時の日本は労働運動非合法の時代で、正当な労働争議でも逮捕され、収監される労働者・活動家が数多くいた。マクドナルドはこのような刑務所帰りの人たちの社会復帰を助ける活動にも取り組んでおり、そこで松岡や総同盟の活動家との関係が生まれていた。一九二一(大正10)年初秋、松岡駒吉は親隣館にキャロライン・マクドナルドを訪ね、「刑務所に入っている組合の指導者たちの福祉」について話し合ったことから、二人の間に「尊敬と友情」が芽生えた。一時、キリスト教から離れていた松岡駒吉は、マクドナルド女史の親隣館に毎週のように通い、英語と聖書の集会に参加した。

松岡との友情から労働運動、総同盟との深い関係が生れたC・マクドナルドは、一九二七(昭和2)年の野田醤油争議のときには現地に駆け付け、争議団員を前に激励演説を行っている。また、松岡駒吉が一九二九(昭和4)年、ILO総会に日本労働代表として参加した時には、マクドナルド女史は全行程に同行し、通訳として松岡を支えている。一九三一年、帰国したマクドナルドが死去したとき、松岡は長文の弔辞を贈っている。

松岡駒吉(総同盟会長、全繊同盟会長)の没後60年、8月14日!

総同盟会長、全繊同盟会長、衆議院議長などを務めた労働運動家・松岡駒吉(1888.04.081958.08.14)は、60年前の1958(昭和33)年814日に逝去しています。このため今日は松岡駒吉没後60年であり、また本年は松岡の生誕130年、そして彼が主導した野田醤油争議(19271928)から90年の節目の年でもあります。

友愛労働歴史館はこれを記念し、企画展「松岡駒吉―戦前期、ひとすじに労働者の利益を守った男―」(2018.7.612.21)を開催していますが、それは松岡駒吉の3つのメッセージを紹介する展示です。

松岡駒吉は、「戦前のきわめて困難な時代にただ一筋に現実の労働者の利益を守るために、地道な努力をつづけてきた人物」(『松岡駒吉伝』)とされ、彼のメッセージは①「産業人論」、②「健全なる労働組合主義」、③「現実主義労働運動」として今日に伝えられています。詳しくは当館企画展「松岡駒吉―ひとすじに労働者の利益を守った男―」をご覧ください。

友愛会創立記念労働講座「松岡駒吉と野田争議」を開催、8月1日!

友愛会創立を記念する会(高木剛会長)は81日正午、友愛会館9階大会議室において友愛会創立106周年を記念した友愛会創立記念パーティーを開催しました。

これに先立ち友愛労働歴史館は、同日1030~より友愛会創立記労働講座「松岡駒吉と野田争議を通して、21世紀の働き方について考える」を開催しました。講師は2012年に『ぼくたちの野田争議―忘れられた労働運動家・松岡駒吉と野田労働者争議』を出版された編集者、郷土史家の石井一彦氏。

石井一彦氏はレジュメ(下記参照)に基づき、パワーポイントを活用しつつ講演を行いました(詳細は略)。

「松岡駒吉と野田争議を通して、21世紀の働き方について考える 」 郷土史家 石井 一彦

1.歴史を学ぶ目的

2.松岡駒吉との出会いについて

3.『ぼくたちの野田争議』出版に至るまで

4.友愛労働歴史館を訪ねて

5.争議発生までの野田醤油の歩み

6.「野田醤油争議とその教訓」さらに、その先へ

7.自己実現、動機付け理論への懐疑

8.時代を越えて輝きを放つリアリスト松岡駒吉の思想

 

社会思想家・武藤光朗の3つのメッセージ(没後20年)!

 社会思想家、民社研(現政策研究フォーラム)元議長の武藤光朗(1917.3.171998.7.25)氏が死去され、今日で20年となります。武藤光朗氏は 國學院大學、中央大学などで教鞭をとり、評論家としても活躍。晩年は自らを「社会思想家」と称していました。

  武藤光朗氏は1966年、民社研議長に就任し、民主社会主義陣営の理論的リーダーの一人として活躍し、当時の民主的労働運動のリーダーに大きな影響を与えています。この頃、武藤光朗氏は「民主社会主義による自由の二重の反抗」を呼び掛け、自由放任の資本主義経済がもたらす非人間性への抵抗と、共産主義・全体主義がもたらす非人間性への抵抗を訴えました。

  また、武藤氏は北ベトナムによる南ベトナムの共産化により、1975年頃から多くの難民がボートピープルとして国外に逃れた時、彼ら難民がもたらす「自由と人権のメッセージを生かしたい」と、インドシナ難民連帯委員会(現アジア連帯委員会CSA)の活動に取り組みました。

  そして武藤光朗氏は1991年のソ連・東欧共産主義システムの崩壊後、新たに「自由」と「平等」を媒介・統合する基本理念の「友愛」に注目し、「友愛民主主義」を提唱しています。武藤光朗氏の3つのメッセージとは、①民主社会主義による自由の二重の反抗、②インドシナ難民がもたらす自由と人権、③自由と平等を統合する「友愛」、「友愛民主主義」、です。

 なお、「武藤光朗没後20年記念・友愛労働歴史館解説スライド」(パワーポイントのスライド19枚)を贈呈いたします。希望者は友愛労働歴史館までEメールで申し込んでください。

報告会「祖父・三輪寿壮を語る」(講演・三輪建二氏)のご案内、7月19日14:00~!

友愛労働歴史館は7月19日午後、三輪建二氏(星槎大学大学院教授)をお招きし、報告会を開催いたします。テーマは「祖父・三輪寿壮を語る」です。三輪建二氏は、戦前・戦後に弁護士、社会運動家、政治家として活躍した三輪寿壮(1894~1956)のお孫さん。昨年12月に『祖父 三輪寿壮―大衆と歩んだ信念の政治家』(鳳書房)を出版されました。

今回の報告会では三輪建二氏より、1920(大正9)年に吉野作造の紹介で中央法律相談所(星島二郎や片山哲が創立)に入り、弁護士・社会運動家として活動をスタートした三輪寿壮の生涯について、幅広い人脈(賀川豊彦、松岡駒吉、西尾末廣、蠟山政道、河合栄治郎、細野三千雄、河上丈太郎、岸信介など)に言及しつつお話しをしていただきます。参加希望者は友愛労働歴史館までEメールで申し込んでください(先着30名)。

日 時:2018年7月19日(木)14:00~16:00

場 所:友愛労働歴史館・研修室

報告者:三輪 建二 氏  星槎大学大学院教授

テーマ:「祖父・三輪寿壮を語る」

 

新企画展「松岡駒吉―ひとすじに労働者の利益を守った男―」(2018.7.6~12.21)がスタート!

友愛労働歴史館は本6日より新しい企画展「松岡駒吉―ひとすじに労働者の利益を守った男―」を開催いたします。今年は「日本労働運動育ての親」と呼ばれた松岡駒吉(クリスチャン、総同盟会長、衆議院議長など)の生誕130年、没後60年となります。また、松岡駒吉が主導した千葉県野田市の野田醤油争議から90年となります。

友愛労働歴史館はこれを記念し、企画展「松岡駒吉―ひとすじに労働者の利益を守った男―」(2018.7.6~12.21)を開催いたします。期間中にご来館、ご見学いただければ幸いです。

 

 

新企画展「松岡駒吉」準備のため6月30日~7月5日の間、友愛労働歴史館は休館します!

友愛労働歴史館は新企画展「松岡駒吉―ひとすじに労働者の利益を守った男―」(2018.7.6~12.21)の準備のため、6月30日(土)~7月5日(木)の間、休館いたします。

現在、開催中の企画展「戦後民主化のリーダー 片山哲」(2018.1.5~6.29)は、6月29日(金)で閉会いたします。ご来館、ご見学いただいた皆様に感謝申し上げます。まだ、「片山哲」展をご見学いただいていない皆様には、ぜひ期日中のご来館、ご見学をお願いいたします。

 

企画展「戦後民主化のリーダー 片山哲」は6月29日(金)で閉会します!

友愛労働歴史館は現在、企画展「戦後民主化のリーダー 片山哲」(2018.1.5~6.29)を開催していますが、今月一杯(6月29日)で閉会いたします。

 今から73年前の1945(昭和22)年9月、日本は戦争に敗れ、連合国軍最高司令部GHQの下で民主化が行われました。そして新憲法下、最初の総選挙が1947年4月に行われ、日本社会党(片山哲委員長、西尾末廣書記長)が第一党となり、片山内閣が誕生します。片山内閣を率いたのがクリスチャン、弁護士、政治家の片山哲(1887.07.281978.05.30)です。

 企画展「戦後民主化のリーダー 片山哲」では片山哲と片山内閣に光を当て、その紹介を行っています。1部では片山哲の90年の生涯を、写真や解説パネルで紹介しています。クリスチャン、弁護士、政治家として生きた片山哲は、人々の人権擁護と社会正義の実現をめざし、また平和と民主主義のために生涯を捧げました。一方で彼は唐の詩人・白楽天に傾倒し、文人宰相と呼ばれました。

 第2部では片山内閣の誕生と崩壊について、解説パネルなどで紹介しています。1947年に成立した片山連立内閣は、結果として短命に終わり、今日までその評価は必ずしも高くありません。しかし、片山内閣は積極的に民主化政策を進め、片山哲は「戦後民主化のリーダー」と呼ばれました。

 第3部では片山内閣を支えた人々を紹介しています。鈴木義男司法大臣、森戸辰男文部大臣、水谷長三郎商工大臣、米窪満亮労働大臣、波多野鼎農林大臣、西尾末廣内閣官房長官らがおり、また総同盟の松岡駒吉は衆議院議長として片山内閣を支えました。彼らを写真や解説パネルで紹介しています。

 まもなく閉会する「戦後民主化のリーダー 片山哲」展で、戦後日本の民主化をリードした片山哲を見つめ、片山内閣とそれを支えた人々について一考していただければと思います。