友愛労働歴史館はこの程、連合(日本労働組合総連合会)から連合旗2枚(大小)の寄贈を受け、その1枚を3月19日に常設展「日本労働運動の100年余―友愛会・総同盟(戦前)を中心とする」の会場に展示いたしました。その横には連合歴代会長の写真も展示いたしました。
TEL.050-3473-5325
〒105-0014 東京都港区芝2-20-12 友愛会館8階
友愛会(後の総同盟・同盟。現在の連合)は大正元(1912)年8月1日、ユニテリアン教会・惟一館で鈴木文治ら15名が創立した中央労働団体で、当歴史館はこの友愛会ゆかりの歴史資料館です。
現在、当歴史館は友愛会ゆかりの人々の資料を探しています。特に友愛会を創立した15名(下記参照)の内、①鈴木文治と⑧梶井與雄を除く13名の写真・資料は、所蔵していません。これらの人たちの写真・資料をお持ちの方は、当歴史館までご一報ください。
友愛労働歴史館 Eメール yuairodorekishikan@rodokaikan.org
<友愛会創立メンバー15名>
①鈴木文治(統一基督教弘道会幹事)、②岡村寅次郎(畳職)、③高橋秀雄(機械工)、④鈴木吉太郎(塗物工)、⑤山口庄吉(電気工)、⑥板倉定四郎(巡査)、⑦伊藤伝蔵(牛乳配達夫)、⑧梶井与雄(梶井與雄。機械工)、⑨森田駿(機械工)、⑩石井輪之助(機械工)、⑪喜多川鉱造(機械工)、⑫野村市太郎(電気工)、⑬酒井義雄(撒水夫)、⑭大栗和七(撒水夫)、⑮宮本精太郎(撒水夫)
以上
友愛労働歴史館は5月13日、講演会「全文協に見る演劇活動、文化運動・レクリエーション活動」を開催いたします。全文協は旧同盟(中央労働団体。現在の連合)の文化運動・レクリエーション活動、演劇活動などを担った団体で、2016年は全文協(1955.11.21~1996.12.18)の結成から61年、そして解散から20年になります。
今回の講演会はこれを記念したもので、公演①では舞台演出家の西田了氏が、行動参加型の演劇活動を展開した「全文協劇団こだま」について講演いたします。また、講演②では当館の間宮事務局長(元全文協事務局長)が川崎堅雄(元同盟副書記長)の文化運動論(「労働運動とは、労働者の生活改善のためにする文化運動である」)について報告いたします。
<講演会「全文協に見る演劇活動、文化運動・レクリエーション活動>
と き:2016年5月13日(金)15:00~17:00
ところ:友愛労働歴史館・研修室(友愛会館8階)
テーマ:「全文協に見る演劇活動、文化運動・レクリエーション活動」
講演①「全文協劇団こだま―その活動とめざしたもの―」・15:00~16:00
舞台演出家 西田 了 氏
講演②「全文協と文化運動・レク活動―川崎堅雄の提起したもの」・16:00~17:00
元全文協事務局長 間宮 悠紀雄
その他 参加希望者は5月10日(火)までに友愛労働歴史館にEメールで申し込んでください(先着32名)。
米大統領選の本格的な幕開けとなる民主党、共和党の候補者選びが2月1日、アイオワ州党員集会で始まりました。詳細は略しますが、ここでは民主党の本命ヒラリー・クリントン氏に肉薄した、自称「民主社会主義者」のサンダース上院議員に注目です。
バーニー・サンダース氏はアメリカ・バーモント州選出の上院議員で、ウィキペデアには「ユダヤ系ポーランド人移民の息子でニューヨーク州生まれ・・・・・2007年以来、上院議員を務めている。また、下院議員を通算8期・16年、バーモント州バーリントン市長を務める」などと記述されています。
注目は「社会主義」に拒絶反応を示す市民が多いアメリカで、「民主社会主義者」を自称するサンダース氏が、何度も当選を重ねてきたことです。今後の米大統領選とサンダース上院議員の行方が注目されますが、ここでは「民主社会主義」について一言。
いまの日本ではほぼ死語になった感のある「民主社会主義」ですが、かつては日本でも民主社会主義を謳う政党(1960年に結党された民主社会党、後に民社党と改称。現在は民主党に合流)があり、フランクフルト宣言や民社党綱領に共感を示す民主社会主義者がいました。
彼らは自由放任の資本主義経済メカニズムがもたらす失業、貧困、格差、不平等といった非人間性に反抗し、一方で個人の自由を圧殺する共産主義・全体主義の非人間性にも抵抗して、独自の主張・行動を積み重ねていました。
しかし、いま日本に民社党はなく、民主社会主義者を自称する人々は少なく、民主社会主義に関する資料・書籍を目にする機会は少なくなっています。ただ、友愛労働歴史館には民社党から寄贈された多くの資料があり、また民主社会主義者に寄贈された多くの民主社会主義関連文献が所蔵されています。「民主社会主義」に関心のある方は、友愛労働歴史館までご一報ください。
労使関係研究協会は2月17日14:00~16:00、高木剛氏(全労済協会理事長、元連合会長)を講師に招き、友愛会館中ホールで労働講座「連合運動とともに」を開催いたします。
参加を希望される方は、友愛労働歴史館までEメールでご連絡ください。労使関係研究協会は友愛労働歴史館の兄弟組織で、ともに一般財団法人・日本労働会館が運営しています。
<労使関係研究協会第18回労働講座>
と き 2016年2月17日(水)14:00~16:00
ところ 友愛会館9階中ホール
講 師 高木 剛 氏 (全労済協会理事長、元連合会長)
テーマ 「連合運動とともに」
旧同盟系の文化運動、レクリエーション活動を担った全文協(全国文化運動協会)の創立60年を記念して友愛労働歴史館は現在、企画展「全文協結成から60年、その今日的意義を探る」(2015.12.07~2016.05.31)を開催中ですが、その全文協会長を務めた5名の内、学者出身の3名について紹介いたします。初代と最後の会長は、労働組合出身の上条愛一(UAゼンセン、参議院議員など)と山口義男(日産労連、同盟副書記長など)が務めました。なお、全文協は1996年12月18日、41年の歴史に幕を閉じ、その活動はユウアイネットに引き継がれました。
第2代会長・磯村英一(1903.01.10~1997.04.05):磯村英一氏は東京出身でクリスチャン、都市社会学者。母はNHKドラマ『はね駒』のモデルとなった新聞記者の磯村春子。東京帝国大学卒業後、公務員、渋谷区長などを歴任。その後、学究生活に入り、東洋大学学長など。著作は『都市社会学』など多数。1970年に全文協会長に就任し、1976年まで会長を務めました。また、磯村英一氏は核禁会議(現KAKKIN)の議長を務め、核兵器廃絶運動に取り組みました。
第3代会長・野呂信次郎氏(1909.07.28~1987.10.19):野呂信次郎氏は静岡県生まれ。1937年に青山学院神学部を卒業し、武蔵野音楽大学教授など。妻は東京芸大教授、ピアニストの野呂愛子。『名曲物語』『ベートーベン』など多くの著作があります。1976年に全文協会長に就任し、1982年まで務めました。
第4代会長・江上照彦氏(1910.04.25~1990.09.04):江上照彦氏は福岡県出身。東京帝国大学卒で河合栄治郎門下。社会思想社などを経て相模女子大講師(後に教授)となり、上智大や明大でも英米演劇の講座を担当。『河合栄治郎伝』『西尾末広伝』など多くの著作があります。1982年から1992年まで全文協会長を務めました。
友愛労働歴史館は、見学者にご利用いただける研修室(会議形式24名。学校形式32名)を用意しています。グループ・団体で友愛労働歴史館の常設展「友愛会から連合へ」や企画展「全文協結成60年」を見学されるとき、この研修室で当館担当者よりプロジェクターや大型モニターを利用した展示会の解説・紹介を受けることができます。また、日本労働運動史や民主的労働運動の理念に関する講義・講演を、当館担当者から無料で受けることができます。
なお、研修室は会議室(有料。1時間4000円)としても利用することができます。労働組合や公益事業団体の場合は、料金割引制度が適用され、さらにプロジェクターや大型モニター、有線マイクやワイヤレスマイク、パソコンなどが無料で利用できます(一般企業、営利団体はご利用に制約があります。Eメールでご相談ください)。
当館研修室の会議利用を希望されるグループ・団体は、Eメールで友愛労働歴史館にお問い合わせください。
※友愛労働歴史館の研修室は2022年に廃止いたしました。