友愛労働歴史館は先達のメッセージを読み取り、再発信します!

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〒105-0014 東京都港区芝2-20-12 友愛会館8階

ニュース

講演会「全文協に見る演劇活動、文化運動・レク活動」を5月13日に開催!

友愛労働歴史館は5月13日、講演会「全文協に見る演劇活動、文化運動・レクリエーション活動」を開催いたします。全文協は旧同盟(中央労働団体。現在の連合)の文化運動・レクリエーション活動、演劇活動などを担った団体で、2016年は全文協(1955.11.21~1996.12.18)の結成から61年、そして解散から20年になります。

今回の講演会はこれを記念したもので、公演①では舞台演出家の西田了氏が、行動参加型の演劇活動を展開した「全文協劇団こだま」について講演いたします。また、講演②では当館の間宮事務局長(元全文協事務局長)が川崎堅雄(元同盟副書記長)の文化運動論(「労働運動とは、労働者の生活改善のためにする文化運動である」)について報告いたします。

<講演会「全文協に見る演劇活動、文化運動・レクリエーション活動>

と き:2016年5月13日(金)15:00~17:00

ところ:友愛労働歴史館・研修室(友愛会館8階)

テーマ:「全文協に見る演劇活動、文化運動・レクリエーション活動」

講演①「全文協劇団こだま―その活動とめざしたもの―」・15:00~16:00

舞台演出家 西田 了 氏

講演②「全文協と文化運動・レク活動―川崎堅雄の提起したもの」・16:00~17:00

元全文協事務局長 間宮 悠紀雄

その他 参加希望者は5月10日(火)までに友愛労働歴史館にEメールで申し込んでください(先着32名)。

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友愛会創立メンバー梶井與雄の写真を入手、2月18日!

友愛労働歴史館はこの程、大正元(1912)年8月1日の友愛会創立(鈴木文治ら15名によりユニテリアン教会・惟一館で結成)に参加した梶井與雄の写真を入手いたしました。この写真は梶井與雄のゆかりの人である森法房氏(山口県在住。お孫さん)より寄贈されたものです。

梶井與雄はクリスチャンで、『総同盟50年史』には「梶井与雄(機械工)」として記述されています。今回の森法房氏による情報提供の結果、友愛会創立の翌年、大正2(1913)年7月22日に若くして亡くなっていることが確認されました。友愛労働歴史館は今後、森法房氏と連絡をとりつつ、梶井與雄の調査を進めていきます。

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民主社会主義者・サンダース上院議員に注目!

米大統領選の本格的な幕開けとなる民主党、共和党の候補者選びが2月1日、アイオワ州党員集会で始まりました。詳細は略しますが、ここでは民主党の本命ヒラリー・クリントン氏に肉薄した、自称「民主社会主義者」のサンダース上院議員に注目です。

バーニー・サンダース氏はアメリカ・バーモント州選出の上院議員で、ウィキペデアには「ユダヤ系ポーランド人移民の息子でニューヨーク州生まれ・・・・・2007年以来、上院議員を務めている。また、下院議員を通算8期・16年、バーモント州バーリントン市長を務める」などと記述されています。

注目は「社会主義」に拒絶反応を示す市民が多いアメリカで、「民主社会主義者」を自称するサンダース氏が、何度も当選を重ねてきたことです。今後の米大統領選とサンダース上院議員の行方が注目されますが、ここでは「民主社会主義」について一言。

いまの日本ではほぼ死語になった感のある「民主社会主義」ですが、かつては日本でも民主社会主義を謳う政党(1960年に結党された民主社会党、後に民社党と改称。現在は民主党に合流)があり、フランクフルト宣言や民社党綱領に共感を示す民主社会主義者がいました。

彼らは自由放任の資本主義経済メカニズムがもたらす失業、貧困、格差、不平等といった非人間性に反抗し、一方で個人の自由を圧殺する共産主義・全体主義の非人間性にも抵抗して、独自の主張・行動を積み重ねていました。

しかし、いま日本に民社党はなく、民主社会主義者を自称する人々は少なく、民主社会主義に関する資料・書籍を目にする機会は少なくなっています。ただ、友愛労働歴史館には民社党から寄贈された多くの資料があり、また民主社会主義者に寄贈された多くの民主社会主義関連文献が所蔵されています。「民主社会主義」に関心のある方は、友愛労働歴史館までご一報ください。

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河合栄治郎生誕125周年記念大会を開催、2月15日・桜美林大学千駄ヶ谷キャンパス!

 河合栄治郎生誕125周年記念大会が2月15日14:00~17:00、桜美林大学千駄ヶ谷キャンパスで開催されます。参加ご希望の方は、桜美林大学北東アジア総合研究所まで連絡してください。
  なお、社会思想家・経済学者の河合栄治郎先生は、戦前の友愛会・総同盟の労働学校の講師も務めていました。
        「河合栄治郎生誕125周年記念大会」
  日時:2月15日(月)14時-17時
  会場:桜美林大学千駄ヶ谷キャンパス1階ホール
     (従来の四谷キャンパスから引っ越ししました。 http://www.obirin.ac.jp/access/yotsuya/)
 会費:500円、学生無料
  次第:基調講演  竹内 洋(京都大学名誉教授)「学生時代の読書と教養」
     挨拶とスピーチ 行安茂(岡山大学名誉教授)
               李晟遠(韓国青少年図書財団理事長)
               川西重忠(桜美林大学教授)
     全国4大学ゼミ合同出版『学生に与う 感想録』出版記念スピーチ
               宇佐見義尚(亜細亜大学准教授)
               高久保豊(日本大学教授)
               芝田秀幹(沖縄国際大学教授)
               川西重忠(桜美林大学教授)
   桜美林大学北東アジア総合研究所
       住所:〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷1丁目1-12
       ℡/FAX:03(5413)8912
       mail:n-e-a@obirin.ac.jp (事務局)
河合栄治郎様

高木剛氏を招き、労使関係研究協会が労働講座、2月17日!

労使関係研究協会は2月17日14:00~16:00、高木剛氏(全労済協会理事長、元連合会長)を講師に招き、友愛会館中ホールで労働講座「連合運動とともに」を開催いたします。

参加を希望される方は、友愛労働歴史館までEメールでご連絡ください。労使関係研究協会は友愛労働歴史館の兄弟組織で、ともに一般財団法人・日本労働会館が運営しています。

<労使関係研究協会第18回労働講座>
と き  2016年2月17日(水)14:00~16:00
ところ  友愛会館9階中ホール
講 師  高木 剛 氏 (全労済協会理事長、元連合会長)
テーマ  「連合運動とともに」

全文協を支えた磯村英一、野呂信次郎、江上照彦の各氏!

旧同盟系の文化運動、レクリエーション活動を担った全文協(全国文化運動協会)の創立60年を記念して友愛労働歴史館は現在、企画展「全文協結成から60年、その今日的意義を探る」(2015.12.07~2016.05.31)を開催中ですが、その全文協会長を務めた5名の内、学者出身の3名について紹介いたします。初代と最後の会長は、労働組合出身の上条愛一(UAゼンセン、参議院議員など)と山口義男(日産労連、同盟副書記長など)が務めました。なお、全文協は1996年12月18日、41年の歴史に幕を閉じ、その活動はユウアイネットに引き継がれました。

第2代会長・磯村英一(1903.01.10~1997.04.05):磯村英一氏は東京出身でクリスチャン、都市社会学者。母はNHKドラマ『はね駒』のモデルとなった新聞記者の磯村春子。東京帝国大学卒業後、公務員、渋谷区長などを歴任。その後、学究生活に入り、東洋大学学長など。著作は『都市社会学』など多数。1970年に全文協会長に就任し、1976年まで会長を務めました。また、磯村英一氏は核禁会議(現KAKKIN)の議長を務め、核兵器廃絶運動に取り組みました。

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第3代会長・野呂信次郎氏(1909.07.28~1987.10.19):野呂信次郎氏は静岡県生まれ。1937年に青山学院神学部を卒業し、武蔵野音楽大学教授など。妻は東京芸大教授、ピアニストの野呂愛子。『名曲物語』『ベートーベン』など多くの著作があります。1976年に全文協会長に就任し、1982年まで務めました。

野呂信次郎、全文協第3代会長、img336_R

第4代会長・江上照彦氏(1910.04.25~1990.09.04):江上照彦氏は福岡県出身。東京帝国大学卒で河合栄治郎門下。社会思想社などを経て相模女子大講師(後に教授)となり、上智大や明大でも英米演劇の講座を担当。『河合栄治郎伝』『西尾末広伝』など多くの著作があります。1982年から1992年まで全文協会長を務めました。

江上照彦(1910~1990)、全文協第四代会長img428_R

会議室(友愛労働歴史館研修室)のご案内!

友愛労働歴史館は、見学者にご利用いただける研修室(会議形式24名。学校形式32名)を用意しています。グループ・団体で友愛労働歴史館の常設展「友愛会から連合へ」や企画展「全文協結成60年」を見学されるとき、この研修室で当館担当者よりプロジェクターや大型モニターを利用した展示会の解説・紹介を受けることができます。また、日本労働運動史や民主的労働運動の理念に関する講義・講演を、当館担当者から無料で受けることができます。

なお、研修室は会議室(有料。1時間4000円)としても利用することができます。労働組合や公益事業団体の場合は、料金割引制度が適用され、さらにプロジェクターや大型モニター、有線マイクやワイヤレスマイク、パソコンなどが無料で利用できます(一般企業、営利団体はご利用に制約があります。Eメールでご相談ください)。

当館研修室の会議利用を希望されるグループ・団体は、Eメールで友愛労働歴史館にお問い合わせください。

※友愛労働歴史館の研修室は2022年に廃止いたしました。

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新年明けましておめでとうございます。今年もゆかりの人々のメッセージを発信します!

  新年明けましておめでとうございます。友愛労働歴史館は友愛会創立100年を記念して2012年8月1日に新装オープンして以来、4年目を迎えました。

当歴史館は、友愛会系労働組合の歴史資料館として友愛会を創り、育てた鈴木文治・松岡駒吉・西尾末広らと、ゆかりの安部磯雄・賀川豊彦・新渡戸稲造・吉野作造らのメッセージを読み解き、再発信していきます。また、福澤諭吉やジョサイア・コンドルらユニテリアン教会・惟一館ゆかりの人々の紹介も心がけていきます。どうぞよろしくお願いいたします。

現在、友愛労働歴史館は常設展「日本労働運動の100年余―友愛会・総同盟(戦前)を中心とする」と、企画展「全文協結成から60年、その今日的意義を探る」を開催しています。ご来館、ご見学いただければ幸いです。

2016年1月5日
友愛労働歴史館
館 長  徳田 孝蔵

友愛労働歴史館の年末年始の休館は、12月29日(火)~1月4日(月)です!

  友愛労働歴史館(東京・芝。友愛会館8階)は12月28日(月)まで開館し、12月29日(火)~1月4日(月)は年末年始の休館となります。年明けのオープンは1月5日(火)となります。どうぞよろしくお願いいたします。
 現在、開催中の企画展「全文協結成から60年、その今日的意義を探る」(2015.12.07~2016.05.31)を年内にご覧になりたい方は、12月28日(月)までにご来館ください。
 当歴史館の開館は原則、平日の10:00~17:00ですが、時間外や土日・休日の見学を希望される方は、友愛労働歴史館までEメールでご相談ください。Eメール    yuairodorekishikan@rodokaikan.org
 なお、ホテル三田会館(友愛会館2階~7階)は年末年始、通常営業しています。どうぞご利用ください。友愛労働歴史館の運営費は、ホテル三田会館の収益金で賄われています。
友愛会館完成写真(提供:戸田建設)その2_R三田会館パンフ_R

民主的労働運動の理論的指導者・川崎堅雄が「全文協」展に登場!

友愛労働歴史館の企画展「全文協結成から60年、その今日的意義を探る」(2015.12.07~2016.05.31)では、民主的労働運動の理論的指導者とされる川崎堅雄(1903.12.18~1994.05.19)の文化運動やレクリエーション活動に関する発言を紹介しています。

川崎堅雄は「戦前の共産党、近衛新体制論者、戦後の民主的労働運動の理論的指導者」(伊藤隆氏)と紹介された人物で、同盟副書記長などを歴任しています。彼は川崎は1903(明治36)年に高知県で生まれ、昭和2年4月に東京電灯(現、東京電力)に入社。翌3年1月、関東電気労働組合と日本労農党に入党します。同年3月、幾つもの労働争議に参加し、また“帝都暗黒陰謀事件”などにより東京電灯を解雇され、東京から追放されます。昭和4年に日本共産党に入党しますが、昭和8年に獄内で共産党から脱党。その背景には20歳前後に身についた人道主義、理想主義の精神があったとされます。

戦後、勤労時報社を創設し、『勤労時報』(翌22年に『組合運動』と改題)を発行。同誌は労組民主化運動推進のための理論雑誌として発行されました。昭和26年9月、総評民主化運動(第二次民主化運動)の拠点、民労研(民主主義労働運動研究会)に参加。1953(昭和28)年2月、民労研は民労連(全国民主主義労働運動連絡協議会)へと発展、川崎は事務局に入ります。1954(昭和29)年4月、全労(全労会議、全日本労働組合会議)の結成に参加し、書記次長に就任。その後、1964(昭和39)年の同盟結成に参加し、副書記長・情報室長・論説担当・顧問などを歴任します。

川崎堅雄は戦後、主として全労会議・同盟の機関紙誌に民主的労働運動の基礎理論と実践論を中心した論文、評論を発表。その200万字にも上る一連の著述は、「わが国労働運動の経典」(『川崎堅雄著作選集』・川崎堅雄著作選集刊行委員会)とされています。

また、川崎は民主的労働運動と文化運動やレクリエーション活動についても、積極的に発言しています。「全文協」展では、川崎堅雄の以下の言葉を紹介しています。①は『川崎堅雄遺稿集』の「労働運動への14歳の夢」で紹介されているもので、彼が14歳の時に感銘を受け、後に労働運動を志す切っ掛けとなった言葉。②~⑤は『川崎堅雄著作選集』からの引用で、文化運動やレクリエーション活動に関する川崎の熱い思いが述べられています。

①「労働運動とは、労働者の生活改善のためにする文化運動である」

②「労働運動とは、労働者が人間疎外、職場砂漠を克服するためにする文化運動である」

③「文化運動の基調はヒューマニズムであり、人間尊重。それは同盟の理念である」

④「人間解放が労働運動の魂であるとすれば、労働運動と人間の心を豊かにし、人間の精神を高揚、

燃焼させることを目的とする文化運動とは、密接に重なり合っている」

⑤「全文協の文化運動と民主的労組の労働運動は、同じ基調、同じ土俵に立ち、人を育み、成長させる」

川﨑堅雄・元同盟副書記長img379_R