日程は2022年7月21日(木)~22日(金)、(場所:JAM西日本会館、時間:10:00~16:00)
の二日間の短期間開催であったが、労使研、民社協会、各産別(加盟組合含む) 組織関係者36名、大学教員など一般参加者7名、総員43名の皆様が来場されました。
展示のあらましを紹介しますと、
戦前、大阪・関西を中心に友愛会・総同盟の労働運動に取り組んだ西尾末廣。戦後は日本社会党の結成を主導し、片山内閣の官房長官を務めます。逆境にあってもぶれない姿勢と風貌から西尾末廣は風雪の人、百折不撓の人、鬣(たてがみ)を持つ男と呼ばれました。
自ら結党した日本社会党の容共・反米主義を批判した西尾末廣は、1960年に民社党を結党するなどその姿勢は一貫して反共主義・反全体主義でした。2021年は西尾末廣(1891.3.28~1981.10.3)の生誕130年、没後40年。友愛労働歴史館はこれを記念し、企画展「鬣(たてがみ)を持つ男・西尾末廣―労働運動・政治運動に生きた生涯―」(2021.3.8~7.5)を開催したものを、関係の深い関西・大阪で再展示しました。
第1部 風雪の人・西尾末廣―1891年~1981年―
戦前期、友愛会・総同盟系の労働運動で活躍する一方、大正15年の社会民衆党にも参加し、日本で初めての無産政党出身政治家となった西尾末廣。戦後は日本社会党や民社党の結党を主導し、革新系を代表する政治家として生きた西尾末廣の90年の生涯を、写真や解説パネルで紹介しました。
第2部 百折不撓の人・西尾末廣―労働運動に生きて―
戦前期、友愛会・総同盟系労働運動は非合法下、国家権力の弾圧を受ける一方、共産主義者や無政府主義者との戦いにも翻弄されます。苦しい戦いの中、労働組合主義者・西尾末廣はぶれることなく己を貫き通し、百折不撓の人と呼ばれました。第2部は労働運動家・西尾末廣を紹介しました。
第3部 鬣(たてがみ)を持つ男・西尾末廣―政治運動に生きて―
戦後、政治運動へと軸足を移した西尾末廣は、日本社会党や民社党の結党を主導しています。冤罪事件などでも自らの主張を貫き通す一貫した姿勢と、その風貌から西尾末廣は鬣(たてがみ)を持つ男と呼ばれました。第3部は政治家・西尾末廣について、写真や解説パネルで紹介しました。
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