友愛労働歴史館は7月4日(木)からは新しい企画展「協調会結成100年―渋沢栄一と鈴木文治・友愛会―」(2019.7.4~12.24)をスタートさせました。
今から100年前の大正8(1919)年、社会運動の調査・研究、政策提言などを行う二つの団体が誕生しました。大原社会問題研究所と協調会です。大原社研は現在も活動を続けていますが、 「労資協調のための研究調査・社会事業を行う財団法人」として設立された協調会は戦後、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)から解散を命じられ、協調会傘下の教育機関は法政大学社会学部や産業能率大学などの母体となりました。協調会の膨大な資料は現在、大原社会問題研究所が所蔵しています。
企画展「協調会結成100年―渋沢栄一と鈴木文治・友愛会―」は、第1部で協調会27年の歴史・活動などを紹介。第2部では初期の協調会を主導した副会長の渋沢栄一(日本資本主義の父)と、協調会常務理事を務めた添田敬一郎(内務官僚、政治家)について紹介、解説しています。また、第3部では渋沢栄一と鈴木文治、友愛会との関わりについて解説しています。
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