友愛労働歴史館の企画展「総同盟結成から70年―いま労働組合主義について考える―」は、12月22日(木)に閉会いたします。今回の「総同盟」展では齋藤健一(戦前)と川崎堅雄(戦後)という二人の労働運動の理論家を取り上げる中で、民主的労働組合主義(民主的労働運動)と階級的労働組合主義(共産主義労働運動)について解説しています。以下に「総同盟の指導精神」と、「総同盟」展のスライド1枚を掲載いたします。
総同盟の指導精神―民主的労働組合主義―
「総同盟は戦前の総同盟の指導精神、すなわち民主的労働組合主義をうけついで発足した。この民主的労働組合主義をつらぬくものは人間尊重の精神であり、労働者の生活と地位の向上を達成せんとする社会正義の精神であり、さらに現実をふまえて改善を積み重ねてゆこうとする現実主義の建設的精神である。この指導精神こそ、いく多の諸先輩たちの血のにじむ労苦と貴重な経験を通じて友愛会以来、発展的に伝承されてきたものであり、戦後、再建された総同盟の綱領も、この指導精神の結晶にほかならない」(『総同盟50年史』第3巻より)
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