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渋沢栄一の「老後の三大事業」と協調会!

渋沢栄一の「老後の三大事業」と協調会!

友愛労働歴史館は現在、企画展「協調会結成100年―渋沢栄一と鈴木文治・友愛会―」(2019.7.4~12.24)を開催中であり、協調会や初期の協調会を主導した渋沢栄一らについて解説しています。

そこで渋沢栄一と協調会について少し紹介いたします。渋沢栄一は約500社の企業の創設・経営に関わり、「日本資本主義の父」と呼ばれた巨人。「実業家。青淵と号。初め幕府に仕え、明治維新後、大蔵省に出仕。辞職後、第一国立銀行を経営、製紙・紡績・保険・運輸・鉄道など多くの企業設立に関与、財界の大御所として活躍。引退後は社会事業・教育に尽力。(1840~1931)」(広辞苑)と解説されています。

日本近代資本主義の巨人、渋沢栄一は大正5(1919年)に77歳で実業界を引退。そして「老後の三大事業」として、「経済と道徳の一致」「資本と労働の調和」「細民救恤手段の統一」の活動に取り組みます。

労働運動関係者が注目するのは渋沢がめざした「資本と労働の調和」であり、それを具体化した協調会(大正8年結成)についてです。協調会は「労資協調を目的とし、労資紛争の防止・調停、社会問題の解決・調査・研究などを事業とした財団法人。1919年(大正8)東京に創立、第二次大戦後解散」(広辞苑)とされ、とかく負のイメージがあります。

しかし、初期の協調会と友愛会・総同盟は一定の関係を保ち、鈴木文治会長は協調会を評価していました。友愛労働歴史館の企画展「協調会結成100年―渋沢栄一と鈴木文治・友愛会―」に言及しつつ、何回かに亘り渋沢栄一と協調会について記述します。

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