友愛労働歴史館が開催中の企画展「戦後民主化のリーダー 片山哲」(2018.1.5~6.29)の主人公、片山哲(1887.07.28~1978.05.30)はクリスチャン、弁護士、政治家として活躍しましたが、一方で東西の古典に通じており、特に中国・唐の詩人・白楽天に傾倒したことはよく知られています。
片山哲は白楽天に関する著書を2冊出版しています。一冊は岩波新書(岩波書店)の『大衆詩人 白楽天』(1956年刊行)、もう一冊は現代教養文庫(社会思想研究会出版部)の『白楽天―東洋の詩とこころ―』(1960年刊行)です。
片山は自ら作詞もしており、真鶴の自然の美しさを詠んだ漢詩「我年来好鶴清浄 黄鶴迎我登霊峰 真鶴飛舞姿景勝 清節守道愛鶴岬」(1968年秋11月 片山哲)の詩碑が、神奈川県・真鶴町の中川一政美術館近くに建立されています。
コメントを残す