今から70年前の1947(昭和22)年5月24日、日本社会党の片山哲を首班とする片山連立内閣が発足しました。片山内閣は日本社会党・民主党・国民協同党の3党による連立内閣で、1947(昭和22)年5月24日から1948(昭和23)年3月10日まで続きました。
片山首相は、戦前の無産政党・社会民衆党(1926年に安部磯雄委員長・片山哲書記長で結成)の出身で、いわゆる右派社会党のメンバー。それ故、社会民衆党以来の支持協力関係にあった総同盟(旧友愛会)が、片山連立内閣を全面的に支援しました。
1947年の総選挙で日本社会党は第一党となりましたが、保守政党の自由党や民主党、国民協同党に対し比較第一党に過ぎず、また社会党内部は右派・中間派・左派に分かれていたため、片山連立内閣は最初から不安定なスタートでした。
友愛労働歴史館は来年3月10日の片山内閣終焉70年までの期間、片山連立内閣や片山哲首相について資料を集め、調査・研究を行っていきます。
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