友愛労働歴史館は2月16日午後、元参議院議員の田淵哲也氏を報告者に招き、第1回政治・社会運動史研究会を開催しました。同研究会は、友愛労働歴史館の調査・研究活動の一環として設置されたもので、「日本の民主的社会主義政党、並びにそれと関連する社会運動史の調査・研究」を目的としています。
今回の第1回研究会では、自動車労連(当時。現在の日産労連)から参議院選挙に出馬し、連続4回の当選を果たした元民社党副委員長・参院会長の田淵哲也氏が報告を行いました。
田淵哲也氏は自動車労連をバックに昭和43(1968)年、参議院全国区に初出馬し、77万票を獲得して11位で当選しています。その後、昭和49(1974)年に81万票(10位当選)、昭和55(1960)年に110万票(11位当選)を獲得し、当選しています。また、選挙方法が変更された昭和61(1986)年には民社党比例名簿2位に登載され、四選を果たしています。
田渕哲也氏は、西村栄一・春日一幸委員長時代には民社党国民運動委員長を務め、佐々木良作委員長時代には青年婦人対策委員長や市民団体対策委員長を務めています。また、塚本三郎委員長と永末英一委員長の時代には選挙対策委員長を務め、その後、民社党副委員長や参院会長の要職を務めた後、1992(平成4)年に参議院議員を引退しています。
研究会で田渕哲也氏は、労働組合幹部から政治家への転身、民社党幹部としての経験、民社党の功罪などについて、1時間強に亘り報告を行い、その後、質疑・意見交換を行いました。なお、研究会での報告内容は、原則、非公開となっています。
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