友愛労働歴史館は9月11日(水)15時から第21回政治・社会運動史研究会を、当館研修室で開催しました。テーマは「民主社会主義者・中村菊男の学問と実践」、報告者は駒澤大学法学部教授の清滝仁志氏。
民主社会主義者と呼ばれた中村菊男(1919.11.11~1977.5.17。大学教授、政治学者)は、慶応大学で教鞭をとる傍ら多くの著作を発表しています。1952年に民主社会主義連盟(後の民主社会主義研究会議、現在の政策研究フォーラム)の結成に参加するなど、日本社会党右派・民社党の政治的、思想的ブレーンとしても活躍しました。
報告者の清滝仁志教授は、駒澤大学『駒澤法学』に中村菊男(慶応大学教授、故人)を取り上げた論文「国家と人間の政治学―民主社会主義者・中村菊男の思想的考察―」を、2018年9月から連載しています。
研究会で清滝仁志教授はパワーポイントを活用しつつ、中村菊男の学問と実践について約60分に亘り報告。その後、参加者と質疑、意見交換を行いました。
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