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安部磯雄らの社会主義協会(社会民主党の前身)から120年、明治33年2月25日!

安部磯雄らの社会主義協会(社会民主党の前身)から120年、明治33年2月25日!

2020年2月25日は安部磯雄や村井知至らの社会主義協会結成から120年です。社会主義協会の前身は1898(明治31)年に結成された社会主義研究会であり、同研究会は1900(明治33)年2月25日に社会主義協会と改称。そして社会主義協会は1901(明治34)年5月18日に社会民主党(結党不許可)へと発展したことで、日本社会主義運動史に特筆されています。

1898(明治31)年10月18日、東京・芝のユニテリアン教会(協会)・惟一館(写真。現在の友愛会館)の図書室で社会主義研究会第1回例会が開かれました。社会主義研究会は同志社時代からの親友、安部磯雄と村井知至により準備され、会長は村井知至(ユニテリアン教会牧師)が就任し、事務所は惟一館に置かれました。

社会主義研究会は1900(明治33)年2月25日の第12回例会で社会主義協会へ改称し、安部磯雄が会長に就任します。会合は第17回例会(1901年3月24日)まで開催され、事務所は片山潜の神田キングスレー館に置かれました。会員は18名。なお、第16回例会(1901年1月27日)から会場は惟一館に戻り、3月2日には社会主義学術大演説会(神田青年館)を開催しています。

社会主義協会は1901(明治34)年5月18日に社会民主党へと発展し、日本最初の社会主義政党なります。しかし、20日に結社禁止となっており、政党としての活動実績はありません。しかし、「社会民主党綱領」「社会民主党宣言書」などが残され、社会に大きな影響を与えました。結党時メンバーは安部磯雄、片山潜、幸徳秋水、河上清、木下尚江、西川光次郎の6名で、幸徳を除く5名がクリスチャンでした(『社会主義の誕生―社会民主党100年』論創社)

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