友愛労働歴史館は先達者のメッセージを読み取り、再発信します!

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全体主義の定義、全体とは国家・民族・階級・宗教を指すのか!

全体主義の定義、全体とは国家・民族・階級・宗教を指すのか!

2021年夏の連合・神津会長による日本共産党批判や国民民主党・玉木代表の全体主義発言で、全体主義とは何かが注目されました。国語辞書は全体主義をどのように定義しているのでしょうか。「広辞苑」は、「個人に対する全体(国家・民族)の絶対的優位の主張のもとに諸集団を一元的に組み替え、諸個人を全体の目標に総動員する思想および体制」と定義しています。

「ブリタニカ大百科事典」は、「個人の利益よりも全体の利益が優先し、全体に尽くすことによってのみ個人の利益が増進するという前提に基づいた政治体制で、一つのグループが絶対的な政治権力を全体、あるいは人民の名において独占するものをいう。歴史的にはナチス・ドイツ、ファシスト・イタリアなどのファシズム政治体制があげられるが、スターリニズムや毛沢東主義などを含むこともある。一党独裁、政権の不誤謬性、議会制民主主義の否定、表現の自由に対する弾圧、恐怖による警察政治、宣伝機関の独占、経済統制、軍国主義という共通点がある。(以下、略)」と解説しています。

私的(友愛労働歴史館・間宮悠紀雄)には「広辞苑」の定義を一部修正(階級、宗教を追加)し、「個人に対する全体(国家・民族・階級・宗教)の絶対的優位の主張のもとに諸集団を一元的に組み替え、諸個人を全体の目標に総動員する思想および体制」とすれば良いと考えます。

友愛労働歴史館は友愛会以来の人格の尊重、個人主義(反全体主義)、レクリエーション(再創造)の立場で、2012.8.1~2013.2.28の間に開館記念特別展「友愛会から連合へ―日本労働運動の100年」(写真参照)を開催。その後は常設展「日本労働運動の100年余―友愛会・総同盟を中心とするー」(2013.03.18~)を開催しています。

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