友愛労働歴史館は先達者のメッセージを読み取り、再発信します!

TEL.050-3473-5325

〒105-0014 東京都港区芝2-20-12 友愛会館8階

ニュース

片山連立内閣から70年、1947(昭和22)年5月24日!

 今から70年前の1947(昭和22)年524日、日本社会党の片山哲を首班とする片山連立内閣が発足しました。片山内閣は日本社会党・民主党・国民協同党の3党による連立内閣で、1947(昭和22524日から1948(昭和23)年310日まで続きました。

 片山首相は、戦前の無産政党・社会民衆党(1926年に安部磯雄委員長・片山哲書記長で結成)の出身で、いわゆる右派社会党のメンバー。それ故、社会民衆党以来の支持協力関係にあった総同盟(旧友愛会)が、片山連立内閣を全面的に支援しました。

 1947年の総選挙で日本社会党は第一党となりましたが、保守政党の自由党や民主党、国民協同党に対し比較第一党に過ぎず、また社会党内部は右派・中間派・左派に分かれていたため、片山連立内閣は最初から不安定なスタートでした。

 友愛労働歴史館は来年3月10日の片山内閣終焉70年までの期間、片山連立内閣や片山哲首相について資料を集め、調査・研究を行っていきます。

片山哲内閣・1947年(元民社党本部の大西正悦氏寄贈)img777_R 官邸の片山哲首相・昭和22年5月_R

内ヶ崎酒造店や富谷宿(宮城県富谷市内)に「内ケ崎作三郎」展のポスター!

 友愛労働歴史館が開催中の企画展「内ケ崎作三郎―教育者・牧師・政治家の生涯―」(2017.01.0606.30)は、内ヶ崎作三郎の出身地である宮城県富谷市でも紹介されています。以下の写真は、富谷市内の内ヶ崎酒造店と富谷宿に張られた「内ヶ崎作三郎」展のポスター(チラシ)です(写真提供:熊谷洋氏)。

 「内ヶ崎作三郎」展は16日にオープンしていますが、以来「内ヶ崎作三郎」展にはゆかりの内ヶ崎家の方々、富谷市の皆さん、東北電力㈱や東北電力労働組合の人たちが来館されています。

トリミング「内ヶ崎作三郎」展のチラシを貼った内ヶ崎酒造店image2_R

トリミング「内ヶ崎作三郎」展のチラシと富谷宿image5_R

友愛労働歴史館は5月3日(水)~7日(日)まで休館となります!

友愛会館(港区芝2-20-12、旧ユニテリアン教会・惟一館)8階にある友愛労働歴史館は、友愛会系労働組合の歴史資料館です。日本の労働運動やユニテリアン(ジョン万次郎、安部磯雄、内ヶ崎作三郎、市川房枝ら)ゆかりの社会運動に興味のある方は、どなたでも自由に見学することができ、入館は無料です。

友愛労働歴史館の開館は、平日10:00~17:00が原則です。そのため土・日、休日・祝日や時間外は原則、見学することができません。

ゴールデンウイークの5月1日(月)、2日(火)は開館し、3日(水)から7日(日)は休館となりますので、よろしくお願いいたします。

なお、通年を通し開館日時(平日10:00~17:00)以外に、友愛労働歴史館の見学を希望される方は、予めEメールでご相談ください。可能な限り対応いたします。

友愛労働歴史館展示室写真1(日本ファイリング提供)_R

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メールレポート「友愛労働歴史館たより」第119号を発信しました!

友愛労働歴史館が情報提供のためにインターネット上で発信しているメールレポート「友愛労働歴史館たより」第119号を、4月27日に発信いたしました。内容は以下の通りです。なお、メールレポート「友愛労働歴史館たより」の送信を希望される方は、友愛労働歴史館までEメールで申し込んでください。

<「友愛労働歴史館たより」第119号>
1.湯浅博氏を招き、報告会「全体主義と闘った男 河合栄治郎」を開催、4月24日!
2.友愛会館屋上で「ツツジを楽しむ会」を開催、4月26~28日!
3.連載「日本労働会館物語」第64回―ユニテリアン、友愛会書記・市川房枝 その1―

以上

 

友愛会館屋上で「ツツジを楽しむ会」を開催、4月26~28日!

友愛労働歴史館が入居している友愛会館(16階建ビルで、前身はユニテリアン教会・惟一館)の屋上にはツツジが植栽されており、毎年、期間限定で開放されています。

今年の「ツツジを楽しむ会」は4月26日(水)~28日(金)に行われ、開場時間は12:30~13:30。28日(金)AMは近所の芝小学校3年生を招待し、楽しんでいただきます。また、同日PMは地域の皆さんをご招待することになっています。

参考に昨年の写真を紹介いたします。東京タワーと芝増上寺が写っています。反対側にはレインボーブリッジを見ることもできます。

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報告会「全体主義と闘った男 河合栄治郎」を開催、4月24日!

友愛労働歴史館は4月24日(月)14:00~16:00、第14回政治・社会運動史研究会を開催しました。テーマは「全体主義と闘った男 河合栄治郎」で、今回の政社研は産経新聞の湯浅博論説委員を招き、公開報告会の形で開きました。

元東京帝国大学教授の河合栄治郎は、「理想主義、人格主義、教養主義」の人とされ、戦前期の日本において左の全体主義(共産主義・マルクス主義)を強烈に批判し、また軍部が台頭すると右の全体主義(軍国主義、ファシズム)とも闘った人物として知られています。このため河合栄治郎は「闘う自由主義者」と呼ばれました。ファシズム・軍国主義を批判して東京帝国大学を追われ、1944(昭和19)年に53歳で亡くなっています。

河合栄治郎は多くの門下生を育ています。学会では大河内一男・安井琢磨・木村健康・山田文雄・猪木正道・土屋清・関嘉彦・音田正巳らがいます。戦後、河合の精神を受け継いだ人々は、社会思想研究会・社会思想社・民主社会主義研究会議(現・政策研究フォーラム)を創立し、社会党右派や民社党のブレーンとしても活躍します。ビジネス界では東京電力社長の木川田一隆や日銀総裁の山際正道・宇佐美洵・佐々木直らが知られています。

報告を行った湯浅博氏は、2月に『全体主義と闘った男 河合栄治郎』(産経新聞出版)から刊行しており、今回の報告会はそれを記念したもの。湯浅氏は河合栄治郎に影響を与えた人々(徳富蘇峰、新渡戸稲造ら)から話しをスタートし、河合の人間像・思想について1時間余に亘って報告を行いました(詳細は略)。その後、参加者からの質疑・意見交換を行い、16時前に閉会しました。

河合栄治郎様 DSC00921_R

当館を見学されるグループ・団体の方に、スライド解説・案内を行います!

 友愛労働歴史館は原則、平日10001700が開館時間であり、自由に見学することができます。しかし、グループ・団体で見学される場合は、当館担当者が研修室(会議形式24名、学校形式32名)でスライドを使った解説、展示ガイドを行うことができます(解説・見学で約60~90分)。スライド(パワーポイント)は現在、下記の3本を用意しています

 また、当館研修室で友愛会創立百周年記念DVD「友愛会から連合へ」(上映35分)をご覧いたくこともできます。事前にEメールか℡でご連絡をお願いいたします。土日・旧祝日、時間外の見学を希望される方は、Eメールでご相談ください。

        <友愛労働歴史館解説スライド>

1.当館紹介用スライド「ようこそ友愛労働歴史館へ」

2.常設展解説スライド「日本労働運動の100年余―友愛会・総同盟(戦前)を中心とする」

3.企画展解説スライド「内ケ崎作三郎―教育者・牧師・政治家の生涯―」(~2017.6.30)

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友愛労働歴史館 050-3473-5325Eメール yuairodorekishikan@rodokaikan.org

 

大山郁夫(労働農民党)も佐々木ふさ(作家)もユニテリアン?!

 4月10日に「河上丈太郎も市川房枝もユニテリアン?!」との記事をアップしましたが、今回はユニテリアン・大山郁夫(政治家)と佐々木ふさ(作家)です。

 市川房枝はその著『市川房枝自伝』で、「早稲田大学教授であった内ヶ崎作三郎、第一高等学校教授の三並良、小説家の沖野岩三郎の諸氏が牧師として説教していた。会員には、安部磯雄、大山郁夫、鈴木文治、松岡駒吉、佐々木ふさ氏らがいた」と記しています。

 大山郁夫は早稲田大学教授で、後の労働農民党委員長を務めた人物。市川房枝の記述を信じるならば、大山郁夫はユニテリアンであり、彼を含むユニテリアン教会出身の政治家は10名(小山東助、永井柳太郎、星島二郎、内ヶ崎作三郎、安部磯雄、鈴木文治、河上丈太郎、松岡駒吉、市川房枝)となります。

 彼らは昭和前期の無産政党・労働農民党(大山郁夫委員長)、日本労農党(河上丈太郎)、社会民衆党(安部磯雄委員長、鈴木文治、松岡駒吉)に分かれますが、「自由の拡張」「社会問題の解決」「キリスト教思想に基づく理想社会の構築」で通底していたようです。

 佐々木ふさ(旧姓・大橋房子)は作家で、大正14年に佐々木茂索(作家・文藝春秋社社長)の妻となっています。森まゆみ著『断髪のモダンガール―42人の大正快女伝―』に、「ささき ふさ―都市の高等遊民として―」と紹介されています。佐々木ふさは「洋装」、「モダンガール」、「断髪の先駆者」ですが、一方で大正12年5月にローマで開催された第9回万国婦人参政権大会に出席し、振袖で演説をしています。

 一般にはユニテリアンと意識されることの少ない「無産政党の輝ける委員長・大山郁夫」も、「洋装・断髪のモダンガール・佐々木ふさ」も、実はユニテリアン教会員だったということは興味深いことです。

                                         以上

 

河上丈太郎も市川房枝もユニテリアン?!

 友愛会系労働組合の史料館である友愛労働歴史館は43日(月)午後、友愛会館(旧ユニテリアン教会・惟一館)において講演会「ユニテリアン牧師・内ヶ崎作三郎と友愛会」を開催しました。

 講演は2本で、最初の講演は友愛労働歴史館事務局長の間宮悠紀雄氏による「ユニテリアンの政界進出の背景を探る」。もう一本の講演は、労働運動史研究者の芳賀清明氏による「内ヶ崎作三郎と友愛会」でした。

 それぞれの講演内容は略しますが(希望者に講演レジュメをEメールで送付)、間宮事務局長の講演報告ではユニテリアン教会(後の統一基督教会、自由基督教会)から大正期・昭和前期に政界に進出したユニテリアンは7名(小山東助・永井柳太郎・星島二郎・内ヶ崎作三郎・安部磯雄・鈴木文治・河上丈太郎)で、戦後に政治家となった松岡駒吉と市川房枝を含めるとユニテリアン教会から9名が国会議員になっています。

 小さな教会から国会議員を9名も輩出するのは驚きですが、その所属政党がバラバラなのも興味深い点です。ただ、メンバーは「自由の拡張」(土屋博政慶大名誉教授・牧師)「社会問題の解決」(内ヶ崎作三郎)「ユニテリアン思想による理想社会造り」(今岡信一良ユニテリアン教会牧師)で共通していたようで、この点が講演テーマになっていました。

 講演では河上丈太郎(政治家、日本社会党委員長など)と市川房枝(婦人運動家、参議院議員など)を、ユニテリアンとしています。河上は大正3年の第1回普選に日労党から当選し、戦後は日本社会党の委員長などを務めた人物。市川房枝は友愛会・総同盟の女性書記第一号で、婦人解放運動に取り組み、戦後、参議院議員を務めています。河上と市川の二人がユニテリアンとは、興味深いことです。なお、河上丈太郎の妻は、内ヶ崎作三郎(早大教授、ユニテリアン牧師、政治家)の妻と姉妹で、河上と内ヶ崎は姻戚関係にあります。

 現在、友愛労働歴史館は企画展「内ケ崎作三郎―教育者・牧師・政治家の生涯―」(2017.01.0606.30)を開催中です。

                                                以上

大正・昭和前期、なぜユニテリアンたちは政界をめざしたのか!

友愛労働歴史館がある友愛会館の前身は、明治27年に米国ユニテリアン協会が建設したユニテリアン教会・惟一館です。このユニテリアン教会から大正・昭和前期に、小山東助・永井柳太郎・星島二郎・内ヶ崎作三郎・安部磯雄・鈴木文治・河上丈太郎・松岡駒吉が政界進出をめざしました。

また、戦後、参議院議員となった市川房枝までを含めると、9名のユニテリアンが国会議員となっています。なぜ、ユニテリアンたちは政界をめざしたのでしょうか。

友愛労働歴史館が4月3日(月)に開催する講演会「ユニテリアン牧師・内ヶ崎作三郎と友愛会」では、ユニテリアンたちの政界進出の狙いを探ります。また、ユニテリアンの一人、内ヶ崎作三郎(牧師、早大教授、政治家)と友愛会(現在の連合)の関係も探っていきます。

講演会への参加を希望される方は、友愛労働歴史館までEメールで yuairodorekishikan@rodokaikan.org 

 

<友愛労働歴史館・講演会>

日 時  2017年4月3日(月)14:00~16:00

場 所  友愛労働歴史館研修室(友愛会館8階)

テーマ  「ユニテリアン牧師・内ヶ崎作三郎と友愛会」

内 容  テーマ①「ユニテリアンの政界進出の背景を探る」 友愛労働歴史館事務局長 間宮悠紀雄

テーマ②「内ヶ崎作三郎と友愛会」 労働運動史研究者 芳賀 清明 氏

以上