友愛労働歴史館は7月4日から企画展「協調会結成100年―友愛会・総同盟との関係を見詰める―」(2019.7.4~12.24)を開催いたします。その準備の一環で4月5日(金)、桜咲く東京・北区の飛鳥山公園にある渋沢史料館に行ってきました。
協調会は大正8(1919)年に「労使協調のための研究調査・社会事業を行う財団法人」として設立され、1946(昭和21)年に解散しています。渋沢栄一はその協調会の副会長を務め、友愛会・鈴木文治とは1915(大正4)年からの交流が伝えられています。また、協調会と渋沢栄一は、野田醤油労働争議(1927~1928年)を調停したことでも知られています。友愛労働歴史館は渋沢栄一をゆかりの人とし、展示室に渋沢の肖像画を飾っています。
渋沢栄一は埼玉県深谷市の生まれで、一橋慶喜の家臣として幕末に活躍。明治維新以後は「民間の立場から約500社にのぼる株式会社、銀行などの設立、経営指導に尽力し、民間外交、社会公共事業に取り組み近代日本の経済社会の基礎を作りました」(案内パンフより)。
渋沢栄一に興味のある方はぜひ一度、飛鳥山公園にある渋沢史料館を覗いてみてください。隣接する旧渋沢庭園には国指定重要文化財・青淵文庫と同・晩香廬があり、同じ飛鳥山公園には紙の博物館、北区飛鳥山博物館もあります。案内パンフ(一部)を参照してください。
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